久々に同窓会で顔を合わせる友人たち。
みんな同じ年齢なのにびっくりするほど若々しさに差があるのはなぜでしょう。
それは卒業以来のそれぞれの、生活習慣の積み重ねの結果が、いまの見た目の差となって現れているということです。
いつまでも若く美しくありたい。
それはすべての人に共通する願いです。
でも年齢を重ねれば重ねるほど、若々しさには、大きな差が出てきます。
若さの象徴は美しい素肌
つややかな美しい素肌は、若さの象徴です。
よく「皮膚は人体最大の臓器」といわれます。皮膚は身体全体の状態を映す鏡なのです。美しい素肌の持ち主は、身体も心も健康な状態を保っている人です。
ところが、現代人は、病気ではないけれどなんとなく調子が悪いという「未病」の状態の人がとても多いのです。
未病の状態が続けば、内側、外側両方で老化が進み、素肌美も失われてしまうでしょう。
未病を脱し内側から輝く
未病を治す。これこそが健やかに年齢を重ねるカギです。つまり私たちの体を本来の状態に戻すことです。
人間には自分を良い状態に保つために備わった力があります。その力を引き出すためには、運動、睡眠、食事を中心とした健康的な習慣が不可欠です。
簡単に思える、毎日の習慣の積み重ねが若さの差となるのです。
健康的な習慣を、すぐにできることから始めれば、内側から若さを支えて、生命力にあふれる真の美しさが底上げされるでしょう。
加齢とは、老化して衰えていくことではありません。年輪のように齢を豊かに重ねて相応の輝きを保っていくこと。
きょうから健康的な習慣をスタートさせ美しい明日を手に入れましょう。
細野孝郎医師
東京銀座 細野漢方診療所・院長
得意分野:内科系疾患全般、月経困難症や不妊などの婦人科疾患、皮膚疾患。
体質改善や健康維持など、加齢にともなうエイジングケアの漢方にも力を入れている。
趣味:猫、洗濯、料理、掃除、フルマラソン(サブフォー=4時間未満で完走)。シカゴ、ニューヨーク、ベルリン、フランクフルト、香港、東京、大阪、京都、神戸などで完走。
■細野診療所
1928年 京都に漢方の診療所として開院。
1950年 日本で初めて漢方薬の顆粒化に成功。これが元になり、漢方治療の普及に貢献。
シカゴマラソンを好タイムで完走。